基礎の基礎から学べるLinux技術者認定「LinuC」と教材・勉強方法|株式会社ネットアシスト
こんにちは。rwです。今回は、インフラエンジニアに必要な基礎の基礎からシステム構築、運用管理まで学ぶことができる資格試験 LinuC と使用した教材などを紹介したいと思います。LinuCとはご存じの方も多くいらっしゃるかと思います...
こんにちは。NERです!
改めてにはなりますが、ネットアシストでサーバの運用保守やインフラの設計構築をしているエンジニアは、インフラエンジニアと呼ばれています。
自分自身が採用面接にかかわるようになってから、「インフラエンジニアを目指している方」によく聞かれる質問があります。
それは、「入社までに勉強しておいた方が良いことはありますか?」「取得しておいた方が良い資格はありますか?」というものです。
ご存じの通り、インフラエンジニアになるために、必ず資格を取得しなければならないわけではありません。
しかし、Linuxやネットワーク、クラウドなど、インフラエンジニアとして必要になる知識を体系的に学ぶうえで、資格試験の勉強はひとつの良いきっかけになります。
とはいえ、インフラ関連の資格にはLinuCやLPIC、CCNAなどさまざまなものがあり、「結局どれを勉強すればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、インフラエンジニアを目指している方や、これからインフラの勉強を始めようとしている方に向けて、それぞれ何を学べる資格なのか、どんな方におすすめなのかを紹介します!
インフラエンジニアの仕事では、サーバだけでなく、ネットワークやクラウドなど幅広い知識が必要になります。
その中でも、これからインフラエンジニアを目指す方がまず学んでおきたいのが、「Linux」「ネットワーク」「クラウド」の3つです。
Linuxはサーバを操作・管理するための基本となる知識、ネットワークはサーバ同士やインターネットをつなぐ仕組みを理解するための知識です。
そして現在では、AWSやさくらのクラウドなどのクラウドサービスが主流となっています。
当然利用する機会が増えているため、クラウドの基本的な仕組みについても知っておきたいところです。
今回紹介する資格では、主に以下の分野について学ぶことができます。
| 学びたい分野 | 関連する資格 |
|---|---|
| Linux・サーバ | LinuC / LPIC |
| ネットワーク | CCNA |
| クラウド | さくらのクラウド検定 |
もちろん、最初からすべてを覚える必要はありません。
まずは自分が興味のある分野や、これから担当したい業務に近い分野から学習を始めてみるのがおすすめです。
ここからは、それぞれの資格でどのような知識を学べるのかを見ていきましょう。
インフラエンジニアとしてサーバの構築・運用を行ううえで、Linuxの知識は基本のひとつです。
Linuxについて体系的に学べる代表的な資格として、「LinuC(リナック)」と「LPIC(エルピック)」があります。
LinuCは、LPI-Japanが提供するLinux技術者認定資格です。
初級となるLinuCレベル1では、Linuxの基本操作やファイル・ディレクトリ管理、ネットワーク、セキュリティなどに加えて、仮想マシンやコンテナ、systemdといった現在のインフラ環境で使われる技術についても学びます。
Linuxサーバの操作や運用・管理に必要な知識を、基礎から体系的に学びたい方におすすめの資格です。
私は、LinuCのレベル1とレベル2を取得しています。
今回は割愛しますが、学習方法などをまとめた記事もぜひご一読ください!
LPICは、Linux Professional Institute(LPI)が提供する、世界共通のLinux技術者認定資格です。
初級となるLPIC-1では、Linuxのコマンド操作をはじめ、Linuxのインストールや設定、システム管理、基本的なネットワーク設定などが出題されます。
特定のLinuxディストリビューションに依存しない内容となっているため、Linux全般の基本的な知識や操作方法を身につけたい方に向いています。
LinuCとLPICは別の認定資格ですが、どちらも特定のLinuxディストリビューションに依存せず、Linuxの基本操作やシステム管理、ネットワークなどを体系的に学べる点は共通しています。
一方、LinuCでは仮想化やコンテナなど、現在のクラウド・インフラ環境を意識した内容も出題範囲に含まれています。
LPICは世界各国で実施されている国際的な認定資格という特徴があります。
どちらが優れているというものではないため、学びたい内容や今後のキャリアに合わせて選ぶとよいかと思います。
迷ったら、まずはどちらか一方でOKです!
CCNAは、Cisco Systemsが提供するネットワーク技術者向けの認定資格です。
試験では、IPアドレスやルーティング・ネットワークアクセス・セキュリティ・IPサービスなど、ネットワークの基礎から実務につながる知識まで幅広く出題されます。
「ネットワークエンジニアになる人が取得する資格」というイメージを持たれがちですが、サーバの構築・運用を行う場合でもネットワークの知識は欠かせません。
たとえば、サーバへ接続できない場合の原因調査や、通信経路の確認、DNSの名前解決、ファイアウォールの設定などでは、IPアドレスやルーティング・DNS・TCP/IPといった知識が必要になります。
そのため、ネットワークエンジニアを目指す方だけでなく、サーバやクラウドを扱うインフラエンジニアにとっても、ネットワークの基礎を体系的に学べる資格としておすすめです。
私自身、実務をする中でネットワーク部分のイメージが難しいと感じたことが多々あります。
改めてネットワークの基礎を理解をして体系的に学ぶためにも、今後挑戦したいと考えています。
さくらのクラウド検定は、さくらインターネットが提供する、クラウドやITインフラについて体系的に学べる検定です。
現在は「ベーシック」と「アドバンスド」の2つのレベルが用意されています。
ベーシックでは、ITインフラやクラウドの基本的な仕組みから、さくらのクラウドのサービス・機能、アーキテクチャ設計の基礎まで学ぶことができます。
クラウドを初めて学ぶ方や、業務で使い始めたばかりの方にも取り組みやすい内容です。
一方、アドバンスドでは、クラウドの特性を理解したうえで、要件に応じたシステム構成の設計や最適化など、より実務に近い知識や判断力が求められます。
さくらのクラウド検定については、たびたび記事を投稿しています!
詳細につきましては、ぜひこちらからご一読いただければと思います。
さくらのクラウドを利用する予定がある方はもちろん、「クラウドとはどのようなものなのか」「サーバやネットワークをクラウド上でどのように構成するのか」といった知識を身につけたい方にもおすすめです。
弊社では営業・エンジニア問わず、全員で積極的に学習と受検をしており、会社全体で「さくらのクラウド検定」に取り組んでいます。
2026年8月現在、ベーシック試験の合格者は19名、アドバンスド試験の合格者は1名となっています!
ここまでLinuC・LPIC・CCNA・さくらのクラウド検定を紹介してきましたが、「結局どれから勉強すればいいの?」と思う方もいるかもしれません。
結論としては、最初からすべての資格を取得する必要はありません。
まずは、自分が興味のある分野や、これから携わりたい業務に近い資格から勉強を始めるのがおすすめです。
| こんな方におすすめ | 資格 |
|---|---|
| Linuxサーバの操作や運用について学びたい | LinuC / LPIC |
| ネットワークの基礎を身につけたい | CCNA |
| クラウドやITインフラの基礎から学びたい | さくらのクラウド検定 ベーシック |
| さくらのクラウドを利用しており、設計や構成についてさらに学びたい | さくらのクラウド検定 アドバンスド |
インフラエンジニアの仕事では、Linux・ネットワーク・クラウドの知識はそれぞれ独立しているわけではなく、実際の業務では組み合わせて使うことが多くあります。
たとえば、クラウド上にLinuxサーバを作成する場合でも、Linuxの操作だけでなく、IPアドレスやネットワーク、ファイアウォールなどの知識が必要になります。
そのため、まずはひとつの分野から学習を始め、その後、業務や興味に合わせて少しずつ学習範囲を広げていくとよいかと思います。
また、資格取得そのものをゴールにするのではなく、勉強した内容を実際にサーバやクラウド環境で試してみることも大切です。
資格の勉強では、Linuxのコマンドやネットワークの仕組み、クラウドの構成などを体系的に学ぶことができます。
一方で、インフラの知識はテキストを読むだけではイメージしにくい部分も多いため、学んだ内容を実際の環境で試してみるのがおすすめです。
たとえば、さくらのクラウドでLinuxサーバを1台作成してSSHで接続してみるだけでも、IPアドレスやネットワーク、Linuxの操作など、資格の勉強で出てきた内容が実際にどのように使われているのかを確認できます!
慣れてきたら、ユーザーの作成や権限変更、サービスの起動・停止、ディスクの追加、監視設定などにも挑戦してみると、さらに理解が深まります。
コマンドはオプションなども含めて、検証環境でとにかく実行して挙動を確認することで定着していきますし、ミドルウェアなどの設定ファイルは、サーバ内で実際に開いて見てみないと頭に入ってこないと思います。
資格の取得だけをゴールにするのではなく、「勉強した内容を実際に試してみる」ことを繰り返すことで、インフラエンジニアとして必要な知識を少しずつ身につけていきましょう。
さくらのクラウドラボでは、サーバの作成方法やディスクの追加、シンプル監視の設定、コンソールの使い方なども紹介していますので、実際に手を動かしながら学習したい方は、ぜひあわせて参考にしてみてください!
今回は、インフラエンジニアを目指している方に向けて、LinuC・LPIC・CCNA・さくらのクラウド検定について紹介しました!
インフラエンジニアになるために、資格は必須ではありませんし、今回紹介した資格をすべて取得する必要もありません。
しかし、Linuxやネットワーク、クラウドなど、業務で必要になる知識を基礎から体系的に学ぶという意味では、資格試験の勉強はとても良いきっかけになると思います。
ぜひ、自分が興味を持った分野からひとつずつ始めてみてはいかがでしょうか。
そして、勉強した内容はぜひ実際の環境でも試してみてください!
テキストで覚えたコマンドを実行してみたり、サーバを作成して設定を変更してみたりすることで、知識だけでは分からなかった部分が少しずつ理解できるようになっていきます。
さくらのクラウドラボでも、実際にさくらのクラウドを操作しながら学べる記事を今後も投稿していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います!
それでは、また。