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業界4年目のインフラエンジニアによる初めてのデータセンター

こんにちは、Tomです。
先日、さくらインターネット様のご協力の元、石狩データセンターの見学に行ってきました。
私は今年でこの業界に携わり4年目になりますが、恥ずかしながらデータセンターに1度も訪れたことがございません。
そんな、生のサーバを経験したことがないエンジニア視点からの感想をお届けできたらなと思います。

目次

石狩データセンターとは

北海道の石狩市に位置するこちらの石狩データセンターは、さくらインターネット社が運営している国内最大級のデータセンターです。
北海道の涼しい気候を生かた外気冷房方式、海底ケーブルや発電所といった社会インフラが整っている点、地震・津波といった自然災害を考慮した設計といったあらゆる面で効率且つ柔軟性を携えていることが大きな特徴です。

「電力」の重要性

私含め、「電力」が突然途切れたときのことを考える人は早々いません。
以前はシステムを社内で用意し、UPSや発電機を用意することも珍しくはなかったと思いますが、
クラウドサービスへの移行が主流な今、気にする方は少数だと思います。

ですが、データセンターにとって、安定した「電力」供給は最重要事項です。
電力供給が途絶えてしまえば、サーバ・サービスは停止し、最悪の場合人命に関わります。
特に2018年の「北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)」においては、実際に発電所からの電力供給が途絶えました。
非常電源設備のメンテナンスや燃料の確保といった対応もあり、最終的には非常用電源設備のみで60時間無停止で稼働を達成しました。

また、データセンターの電気代も運営に大きく影響しています。
関東のデータセンターであれば1年中冷房装置の稼働が必要ですが、石狩データセンターの冷却装置は年に数か月程度しか稼働しない為、メンテナンスコストや冷却コストを抑えることができます。
抑えられたコストはそのまま我々への提供価格にも起因するので、ありがたい限りです。

こういった面から、日頃からどれだけ「電力」と向き合い、最重要課題として考えられてきたのかが伺えました。

高まるAI需要

昨年稼働開始した生成AI向けに特化したクラウドサービス「高火力」を携えているコンテナ型データセンターも、
今回ご紹介いただきました。
こちらのデータセンターは、昨今の生成AIに対する需要の急速な高まりを受けて計画されましたが、従来のデータセンターと異なり、コンテナ型を採用していたり、外気冷房方式による冷却ではなく、冷却水を用いた直接液体冷却方式の導入といった稼働方式の変化がうかがえました。

外にコンテナがずらりと並んでいた景色はデータセンターなのかと目を疑いましたが、高まるAI需要に遅れを取らないように工期の短縮や柔軟な拡張性を備えたコンテナ型は理にかなっています。
生成AIに必要な高負荷な半導体チップは電力だけでなく、発熱も従来のサーバの何十倍も発する為、外気冷房だけでは賄いきれないという点からも直接液体冷却方式の採用は納得です。

特に工期の短縮や拡張性を考慮した設計は、激しいAI技術の発展に遅れをとらない為には重要なポイントだと言えます。

インフラエンジニアとして

今回の見学を通して、拡張性・柔軟性を備えた計画とどれだけインフラを密に考え、お客様に意識させないような設計・工夫の重要性を感じました。

数日、数か月もすれば新しい技術が提供される昨今では、その時点における完璧な計画を立てる優位性は低いです。
必ず上位の技術の利用や方向転換してもいいようにマージンや拡張性を残し、時には勇気をもった挑戦が重要となります。

お客様がサーバやその背景情報を気にせずご利用いただく環境を作るためには、インフラエンジニアは常にあらゆる事象に備え、日々考え続けなければいけないのだと再認識できました。

このような機会をご用意いただいたさくらインターネット様には御礼を申し上げます。
さくらのクラウドをはじめとした国産クラウドサービスの発展と日本社会の円滑なIT事業の発展にむけて、
日々精進してまいります。

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この記事を書いた人

猫とお酒好き
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