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chatGPTとの付き合い方と、これからについて

こんにちは、TTです。
今回は、今使用していないエンジニアは存在しないのではないか と思うほどに便利な
chatGPTについて、業務での付き合い方、今後変わっていくと思う点などを考えてみます。

chatGPTとは

ChatGPTは、アメリカの人工知能研究機関であるOpenAIによって開発された
AIツールで、テキストベースで様々なことを行うことが可能です。

情報を入力し、質問を行えば、入力された情報を基に、AIが回答を行ってくれます。

この記事をご覧の皆様は、既に利用されているか、もしくは興味はあるけど
使ったことはない、といった、ChatGPTに関心がある方と思われるので
詳細についてはここでは記載しません。

業務におけるchatGPT

運用エンジニアは、サーバの保守、運用業務をメインで
行います。

障害対応などで利用することはあまりありませんが
運用業務や学習目的では非常に頼れるため、日夜エンジニアが様々な質問を行っています。
質問をすれば、必ず答えを返してくれるというのは、非常に心強いものがあります。

ですが、そろそろ半年以上の付き合いになり、chatGPTの優れた点と、注意するべき点が
みえてきたので、個人的に気を付けている点をいくつか紹介します。
どれも一般的なものではありますが、これからchatGPTを利用する方の参考になれば幸いです。

注意するべきと感じた点

どんな質問でも回答をくれる

chatGPTはどのような質問であれ、必ず回答を作成してくれます。
問題解決のための仮定で与えた情報も、真実として扱い回答を作成する節があります。

また、1回で回答しきろうとする傾向がある為
1つの質問を、角度を変えて2度、3度と質問すると、前の回答との矛盾点が
生じることや、挙げてくれた設定を実際に検証機で設定を行うと
期待した挙動をしない場合が見られることもあります。

何故こういったことが発生するのか、というと
こちらが正確な要望や環境を伝えきれていない場合があるのですが
検証されていない情報を伝えてくる、ということは認識しておくべきだと考えています。

得られた情報の検証を行う

上の続きになりますが、必ず正しい情報を提供してくれる保証はないため
chatGPTから得られた情報は、検証を行うことが必要になります。

コマンドやプログラムであれば、検証機での挙動の確認を行います。
クラウドサービスに関する内容であれば、ベンダーのマニュアルと照らし合わせて確認を行います。
chatGPTだけではなく、複数の情報源を持つ意識が必要になります。

情報資産を扱う意識

chatGPTは事前に学習したデータを基に回答します。

この学習について、いつどのように実施されているか、までは
不明瞭なところがあり、入力する情報については、慎重になる必要があります。

業務では、ログのエラー部分に関する文言のみを与えたり等
与える情報は調整したうえで入力します。

AIで業務がどう変わっていくか

前述したような注意点はあるものの、非常に便利であり
思考の速度や業務効率を大きく上げてくれていることは間違いありません。

個人的には今後、もっとAIが進化し正確な情報を提供するようになった時
エンジニアの教育に関する業務で、変わっていく部分があると考えています。

これまでは、専門的な知識や技術を学習し、問題を解決する
高いレベルのエンジニアによる、新人エンジニアへの知識の共有や教育が必要でした。

AIが進化すれば、高レベルなエンジニアによる技術教育へのリソースを減らし
中堅エンジニアと新人エンジニアが、AIを利用して技術学習を進めることで、
エンジニア育成のコストが大幅に低下するのでは、などと考えています。

今回は流行りに乗って、AIについて考えてみる記事になりました。
みなさんも是非、chatGPT利用してみてください。
それではまた。

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