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石狩データセンター見学で体感した運用とセキュリティは驚きの連続でした

こんにちは、みゃむです!
先日会社の研修で、さくらインターネット株式会社様の石狩データセンターを見学させていただきました!
秘匿性の高い施設のため内部の写真撮影は禁止だったので、本記事では見学時に伺った説明と、現地で感じた学びを言葉でまとめます。

他の方も本テーマについてレポートとしてアップされるので一緒に読んでくださいね。
ここではわたし特に感銘を受けた内容を書いていきます!

目次

石狩データセンター見学で最初に知ったこと

見学のはじめに、石狩データセンターの概要をご説明いただきました。
印象的だったのは、石狩にデータセンターを建設する判断が、地域の将来像と事業戦略の両面から行われていた点です。

なぜ石狩なのか?立地と環境の強み

石狩は、気温が比較的安定して涼しく、データセンター運営において冷却面で有利な環境だと伺いました。
また、地理条件や地域の受け入れ姿勢も、立地としての魅力だったそうです。

とくに印象に残ったのは、当時の石狩市長の「石狩をシリコンバレーにする」という言葉が、建設の後押しになったというエピソードでした。
設備や技術だけでなく、地域との関係性もインフラの土台になるのだと感じました。

地震を前提にした設計とCO2排出量ゼロの取り組み

環境面では、CO2排出量ゼロを目指した運用方針について説明がありました。
電源や冷却設備の負荷が大きいデータセンターで、この方針を掲げて実行している点は、とても意義が大きいと感じます。

一方で、防災への考え方は極めて現実的でした。
「日本は地震大国。地震は起きるものと想定して対策をする」という姿勢が明確で、楽観ではなく前提条件としてリスクを扱っている点が印象的でした。

現地で体感したスケールと運用思想

説明のあとは、いよいよ現地見学です。
東京ドーム約1.1倍という規模感は想像以上で、見学中はひたすら歩いた記憶があります。

東京ドーム約1.1倍の規模と、設備の迫力

電源装置や冷却用ポンプの存在感が圧倒的でした。
クラウドサービスを画面越しに使っていると見えない部分ですが、その裏側には巨大な物理インフラがあり、24時間運用を支えていることを実感しました。

現在は1号棟・2号棟・3号棟に加え、コンテナ設備も稼働しているとのことでした。
1号棟から順に見学させていただく中で、冷却設備やセキュリティ設備、サーバラックが世代ごとに進化している様子も感じられました。

自前主義と「余白を作る」設計が生む拡張性

さくらインターネット社の行動理念の一つに「自前主義」があると伺いました。
設計から運用までを自ら担うことで、変化に合わせて設備を柔軟に拡張できるという考え方です。

その象徴として紹介されたのが「余白を作る」という設計思想でした。
実際に、計画当時の3号棟の図面と現在の3号棟は大きく変わっているそうで、将来の変化を見込んだ余地が、運用の強さにつながっているのだと理解できました。

また、3号棟には社員の方が働くスペースやキッチン付きのレクリエーションルームがあり、胆振東部地震の際には社員とご家族の避難場所としても使われたと伺いました。
平時の機能だけでなく、有事も見据えた設計であることが分かるエピソードでした。

印象に残ったセキュリティとAI設備

見学の後半では、AI関連設備と物理セキュリティの両方を体験できました。
どちらも、クラウド基盤の信頼性を支える重要な要素だと感じました。

ローターゲート体験で実感した物理セキュリティの厳格さ

稼働前のサーバ室では、共連れ防止のためのローターゲートを体験させていただきました。
入室にはカードキーと静脈認証の両方が必要で、権限設定も非常に厳密に管理されているとのことでした。

見学当日も、社員の方の中に権限対象外の方がいると伺い、ルールが例外なく運用されていることが伝わってきました。
システムのセキュリティはソフトウェア設定だけでなく、物理アクセス管理まで含めて成立するという基本を体験として理解できた時間でした。

同時に、AI のサーバラック見学では、見たことのない太い電源ケーブルや、排気口から出る熱を間近で感じました。
「AIの風を感じてください」という一言に場が和んだのですが、その裏には高密度計算を支える電力・冷却設計の現実があります。

石狩見学で見えた、クラウド基盤を支える現場の価値

今回の見学を通じて、クラウドサービスは「便利な画面の向こう側」にある巨大な現場によって支えられていると実感しました。
立地、環境配慮、防災、拡張性、物理セキュリティ。そのどれもが欠けると、安定したサービス提供は成り立ちません。

とんでもない規模の施設を見て、こうした基盤を運用している企業とパートナーシップを築けていることに、あらためて誇りを感じました。
この記事が、データセンターという存在を少しでも身近に感じるきっかけになればうれしいです。

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この記事を書いた人

みゃむです!
これまでAWSメインだった私にとっては初めての挑戦。
分からないことだらけですが、調べながら試しながら、実務で使えるノウハウを発信していきます。
資格勉強もがんばるぞ!

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