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新人がサーバログを見るときにまず意識したいポイント

こんにちは。
今年入社しました、新人社員のtnです。

サーバ運用をしていると、「ログ確認」が基本の作業として出てきます。

アラートが発生したとき、Webサイトが表示されないとき、
サービスが正常に動いているか確認したいときなど、
サーバの状態を把握するためにログを見る場面は多くあります。

しかし、最初のうちは、

「どのログを見ればよいのか」
「どこから確認すればよいのか」
「ログが多すぎて、何を見ればよいのか分からない」

と感じることがありました。

今回は、新人目線で「サーバログを見るときに最初に意識したいポイント」を整理してみます。

1.ログを見る前に、確認したいことを整理する

ログを見る前に、まずは「何を確認したいのか」を整理することが大切だと思います。

たとえば、以下のような情報です。

  • どのサーバで発生しているのか
  • どのサービスで問題が起きているのか
  • いつ頃から発生しているのか
  • どのようなアラートや事象なのか
  • 現在も継続しているのか

同じ「ログ確認」でも、確認したい内容によって見るログは変わります。

たとえば、Webサイトが表示されない場合は Apache や Nginx のログを確認することがあります。
メール送信に問題がある場合は mail ログを見ることがあります。
サービスの起動失敗であれば、systemd のログを確認することがあります。

2.大量のログをそのまま表示しない

ログファイルは、サーバによっては非常に大きくなっていることがあります。

そのため、最初からすべて表示してしまうと、画面が流れてしまい、かえって確認しづらくなります。
ログの末尾だけを確認したい場合は、tail を使います。

tail -n 100 /var/log/messages

このコマンドでは、ログの最後から100行だけを表示します。
Webサーバのエラーログを確認する場合は、環境によってパスは異なりますが、たとえば以下のように確認できます。

tail -n 100 /var/log/httpd/error_log

ログの先頭部分を確認したい場合は、head を使います。

head -n 100 /var/log/messages

ログ確認では、必要な範囲だけを表示することが大切です。
特に本番環境では、大量出力にならないように注意が必要です。

3.キーワードで絞り込む

ログの中からエラーらしい行を探したいときは、grep を使うと便利です。
たとえば、error、failed、warning という文字を含む行を探す場合は、以下のように確認できます。

grep -iE ‘error|failed|warning’ /var/log/messages | tail -n 100

-i は大文字・小文字を区別しない指定です。
-E を使うと、複数のキーワードを | でまとめて指定できます。

Webサーバのエラーログであれば、以下のように確認できます。

grep -iE ‘error|failed|timeout|denied’ /var/log/httpd/error_log | tail -n 100

ただし、error という文字が出ているからといって、必ず障害とは限りません。

たとえば、プログラムのファイル名やクラス名に Error という文字が含まれているだけの場合もあります。
そのため、キーワードだけで判断せず、前後のログや発生時刻もあわせて確認する必要があります。

4.発生時刻の前後を見る

アラート対応では、「いつ発生したか」が重要になります。

監視アラートが 10:30 に発生していた場合は、その少し前後のログを確認します。
ログの時刻形式はサービスによって異なりますが、grep で時刻を絞り込むことがあります。

たとえば、6月3日の10時台のログを見たい場合は、以下のように確認できます。

grep ‘Jun 3 10:’ /var/log/messages | tail -n 100

Apache のアクセスログでは、以下のような形式になることがあります。

grep ’03/Jun/2026:10:’ /var/log/httpd/access_log | tail -n 100

発生時刻の前後を見ることで、サービスの再起動、エラー出力、アクセス増加など、
事象につながりそうな情報が見つかることがあります。

ログを見るときは、1行だけではなく、前後の流れを見ることが大切だと感じました。

5.サービスの状態とログを確認する

Linuxでは、サービスの状態確認に systemctl を使うことがあります。
たとえば、Apache の状態を確認する場合は以下のように実行します。

systemctl status httpd –no-pager

サービスのログを確認したい場合は、journalctl を使います。

journalctl -u httpd –since “2026-06-03 10:00:00” –until “2026-06-03 11:00:00” –no-pager | tail -n 100

この例では、httpd サービスについて、指定した時間帯のログを確認しています。

journalctl は便利ですが、出力が多くなることがあります。
そのため、時間範囲を指定したり、tail で表示件数を制限したりすると確認しやすくなります。

6.よく見るキーワードを知っておく

ログ確認でよく見かけるキーワードには、以下のようなものがあります。

・error
・failed
・warning
・denied
・timeout
・refused
・killed
・no space
・permission denied

たとえば、ディスク容量不足の場合は No space left on device のようなログが出ることがあります。
権限不足の場合は Permission denied が出ることがあります。

ただし、キーワードだけで原因を決めつけないように注意が必要です。

同じ failed でも、すぐに再試行されて成功している場合もあります。
逆に、一見すると小さな warning に見えても、何度も繰り返し出ている場合は注意が必要なこともあります。

ログは単語だけで見るのではなく、時刻や前後の流れとあわせて確認することが大切だと思いました。

まとめ

今回は、新人目線でサーバログを見るときに意識したいポイントを整理しました。

ログ確認では、いきなり大量のログを見るのではなく、

・何を確認したいのか整理する
・必要な範囲だけ表示する
・キーワードで絞り込む
・発生時刻の前後を見る
・1行だけで判断せず、前後の流れを見る
・確認した内容を整理して報告する
・確認コマンドと変更コマンドを分けて考える

といった点が大切だと感じました。

まだ分からないことも多いですが、基本的なログ確認に慣れていくことで、
アラート対応や障害調査の理解につながると思います。

今後も、日々の業務で学んだことを少しずつ整理していきたいです。

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