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【ネットアシストニュースレター | Vol.60】

コンテナ時代の安定運用へ!今求められる保守体制とは

近年、DockerやKubernetesをはじめとしたコンテナ技術の利用は急速に拡大しており、システムの柔軟性やスケーラビリティ向上の観点から、多くの企業様で導入が進んでいます。
特に、近年はクラウドサービスの利用拡大やシステムの分散化が進んでおり、コンテナ技術は「システムを安定して効率よく動かすための基盤」として、多くの企業様で重要な役割を担うようになっています。
こうした状況を踏まえ、今回は改めて、コンテナ環境の安定運用を支援する「コンテナ保守プラン」をご紹介いたします。

コンテナとは?

アプリケーションを実行するための環境をパッケージ化する技術です。主に「Docker」と呼ばれるソフトウェアを用いて実現されます。

コンテナを利用する目的

システム開発において、「開発環境では動作するが本番環境では動作しない」といった問題が発生することがあります。
コンテナは、このような環境差異によるトラブルを軽減するために利用されます。
アプリケーション本体と、必要なライブラリや設定を一つの単位(コンテナ)としてまとめることで、どの環境でも同一の実行環境を再現することが可能になります。
また、一度コンテナイメージを作成しておけば、同じコンテナ実行環境を備えたサーバやクラウド環境へ容易に移行・実行できるため、環境構築の効率化や迅速なデプロイにもつながります。

コンテナ保守の必要性

コンテナは利便性の高い技術ですが、安定運用のためには適切な保守・監視が不可欠です。
例えば、Docker Engineが停止すると、稼働中のコンテナもすべて停止してしまいます。また、コンテナの総数や稼働数、停止数を継続的に監視することで、異常の早期検知が可能となります。

コンテナ保守プラン

弊社では、コンテナをご利用中のお客様向けに、コンテナ保守プランをご用意しております。監視内容としては、コンテナの総数・稼働数・停止数の監視を行います。
さらに、Dockerサービスに異常が発生した際には、事前にご共有いただく手順書での障害1次対応を実施いたします。

※コンテナオプション利用の際はホストサーバの保守契約がゴールド・ゴールドプラスプラン以上である必要がございます。
※お客様の環境によって通知の項目などは変わります。詳細は担当営業までお問い合わせください。

AIのボット通信の急増でサーバーが重くなる?その原因と対策

近年、「AIのボット通信」によるアクセス増加についてのご相談が急増しています。「最近サーバーが重い」「アクセスは増えていないのに負荷が高い」といったお悩みはありませんか?実はその原因の一つとして、生成AIによるクローリングが影響している可能性があります。今回は、AIボット通信が増えた背景と、その対策として有効なWAFについてご紹介いたします。

クローリング=Webサイトを自動巡回し、情報収集を行う仕組み

AIクローラーとは

AIボットとは、生成AIや大規模言語モデル(LLM)が、学習や回答生成に必要な情報を集めるためにWebサイトを自動巡回するプログラムです。主に下記のような種類があります。

  • 【学習データ収集型】LLMの訓練データを集めることを目的とする
  • 【検索拡張生成(RAG)・リアルタイム検索型】AIが最新情報を回答に組み込むためリアルタイムでウェブを巡回する
  • 【AIエージェント型】自律的にタスクをこなすAIエージェントがブラウジングする際のクローラー
  • 【コンテンツインデックス・要約型】ニュースや記事を収集してAIで要約、配信するサービスのクローラー

AIボット通信による影響について

近年、AIボット通信によるトラフィックは大幅に増加しており、Akamaiの調査では2025年だけで約300%増加したと報告されています。

《参照》 脅威レポート: AI ボットのアクティビティが 300% 増加、出版業界が標的に

パフォーマンス低下やサーバーダウン

一部のAIクローラーから毎分数万件規模のリクエストが発生し、実質的にDDoS攻撃に近い状態になることがあります。実際に、特定のクローラーの集中アクセスによってCPU負荷が通常の10倍以上となり、サイト表示の遅延や停止につながった事例も確認されています。

インフラコストの増加

ボットによるアクセス増加はデータ転送量の増加につながり、クラウド利用料などのコスト増加を招く可能性があります。

コンテンツ価値や分析精度への影響

無断でコンテンツがAI学習に利用されるリスクに加え、アクセス解析にボットが混在することで、正確なデータ分析が難しくなる場合があります。

WAFによる対策について

こうした背景を踏まえると、従来の対策だけでは不十分であり、より強制力のある対策が求められています。従来は「robots.txt」によるクローラー制御が一般的でしたが、これは強制力がなく、すべてのボットに有効とは限りません。そのため、WAF(Web Application Firewall)を活用することで、より実効性の高い対策が可能になります。

1. リアルタイムで検知・制御

AWS、WAFなどの機能により、AIボットが識別し、必要に応じてブロックすることができます。

2. アクセス制御(レート制限)

一定時間内のアクセス数を制限することで、突発的な負荷増加を抑制し、安定した運用を維持できます。

3. ユーザー影響を抑えた対策

ボットに負荷をかける仕組みや、必要に応じてCAPTCHAを利用することで、正規ユーザーへの影響を最小限に抑える対策ができます。

まとめ

ネットアシストでは、これまでの運用実績をもとに、お客様の環境に合わせたWAFの導入や運用監視のご提案が可能です。「最近アクセスが増えている」「原因が分からない負荷がある」といった場合でも問題ございませんので、お気軽にご相談ください。

IDCフロンティア 吸収分割に関するご案内

弊社パートナー企業であるIDCフロンティア社より、ソフトバンク株式会社との吸収分割に関する発表および詳細なご案内が公開されました。
現在IDCFクラウドをご利用中のお客様の中には、契約内容や請求に関する変更の有無について、ご関心をお持ちの方もいらっしゃるかと存じます。
本再編は、ソフトバンクグループ内におけるリソース最適化を目的として実施されるものであり、サービス品質の向上および提供体制の強化が期待されています。なお、効力発生日は2026年4月1日です。

お客様への影響について

  • 既存のご契約はそのまま自動的に承継されるため、原則としてお手続きは不要です
  • サービス内容およびご利用条件に大きな変更はありません
  • 今後、請求元や契約名義は順次ソフトバンク株式会社へ変更されます

ポイント(安心してご利用いただけます)

  • ご利用中のサービスはこれまで通り継続してご利用可能です
  • 運用体制およびサポート品質に大きな変更はありません
  • ソフトバンクグループとしての基盤強化により、今後のサービス拡充が期待されます

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