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【ネットアシストニュースレター | Vol.17  】

ネットアシストニュースレター | Vol.17 の表紙

次のLinuxOSについてのお話
~CentOS 8ショックを振り返る~

CentOS 8ショックとは?

2020年12月9日、CentOS 8が2021年12月31日にサポートを終了する旨と同時に、CentOS は新たな開発を終了し、CentOS Streamの開発に移行すると発表されました。この当時、CentOS 6から CentOS 8 に移行して一息ついたのも束の間、一気にあわただしくなったご担当者様も少なく無かったのではないでしょうか。

その後、CentOS の新たな開発が終了したことを受けて、CentOS の代わりとなる「Alma Linux(アルマリナックス)」と「Rocky Linux (ロッキーリナックス)」という2つの新しい Linux ディストリビューションが開発されました。どちらもCentOSと同じくRed Hat Enterprise Linux(以下RHEL)の完全クローンのため、CentOSとまったく同じように使え、無償であることが魅力です。

※Alma Linux 8、Rocky Linux、RHEL8はいずれもサポート終了期限は2029年5月です。

CentOS 7が2024年6月30日にサポートを終了するにあたって、その歴史に幕を閉じるCentOS。 次の移行先のLinux OSを考えるうえで、現在のLinux OSの利用状況と、これからご検討する上でのポイントをまとめてみました。

現在のLinux OSの利用状況ってどうなってるの?

ネットアシストでのLinux OSの利用状況

現状を知る上で、まずは弊社にて運用・保守させて頂いているサーバーを探ってみました。右図は、ネットアシストで運用・保守させて頂いているサーバーの内、CentOS 8のサポート終了宣言後に変更したLinux OSをピックアップし、割合をグラフ化したものです。
興味深いことに、無償OSであるAlma Linux8・Rocky Linuxと、有償OSであるRHEL8の割合が42%対44%と、ほぼ同じになっています。有償のRHELを採用して、安心・安定を担保したい企業様も数多くいらっしゃることが分かります。

ネットアシストにおける2021年以降のCentOSを除くLinuxOSの割合

今後利用したいLinux系 OSの割合

では次に、株式会社デージーネット主催の「Linux OS最新情報2022版」セミナーの参加者77名を対象に実施した「今後利用したいLinux OSについてアンケート調査」の結果をご紹介します。

現状一番のシェアはCentOS

現在最も利用されているLinux OSは、39%の企業が回答したCentOSです。一方で、前出の通りCentOS 7の公式サポートは2024年6月末で終了する予定のため、今後利用したいと答えた企業はわずか2%となっています。

現在利用しているOS

今後利用したいLinux OSの一番人気は?

今後利用したいLinux OSは、Alma Linuxが36%で1位を獲得!2位には20%でRocky Linux、RHELは17%で3位という結果になりました。

今後利用したいOS

ネットアシストの統計結果とは、RHELの割合に少々違いがみられたものの、7割以上の方が上位3つの内から、次のLinux OSを選ぼうと考えてらっしゃることが分かります。

ご検討の第一歩

無償OSと有償OSの違い

無償のLinux OSと有償のRHELを比較してみたときに、何が違うのか。一言で言ってしまえば、サポート体制の違いです。当然、有償のRHELの場合は、各種サポートがあります。また、脆弱性への対応も、無償版よりも先に対策が打たれるという点が特徴です。

〈 RHELの各種サポート:製品の選定、オプション選定のサポート / テクニカルサポート  など 〉

しかしながら、無償のLinux OSは、なるべく費用を抑えたいという企業様にはとても良い選択肢です。無償のOSを採用して費用を抑えるのか、有償のRHELを採用して安心・安定を担保するのか。どちらが正解なのかは考え方次第ですので、正解はありません。企業様の方針によって本当に様々です。
いずれにしても、OSの変更=リプレイスには、考えること、調べること、調整すること、折衝することも多く、滞りなく進めるためには準備に1年程かかると言われています。ご予算の確保や作業期間確保のためにも、今年度中や2023年に入ったら早めに提案をしてほしいといったお声も多くなってきています。

2024年6月30日まであと約1年9か月ございます。ご検討を始めるにはちょうどよい時期かと思います。

ご相談やご依頼が遅くなってしまいますと、サポート期限終了前のリプレイスが間に合わなくなってしまいますので、ご検討の際はお早めにご相談ください!

SOUTENグループ“制作協力会社“のご紹介

ネットアシストはSOUTENグループに所属しています。SOUTENグループとは、IT系企業35社からなるグループ会社です。 グループシナジーを活用して、インフラからシステム開発、サイト制作、広告マーケティングなどトータルでのご提案が可能です。 今回は、最近ご相談が多いWebサイト制作、アプリ開発を主に担当しているグループ会社をご紹介いたします。

クリエイティブグループ

株式会社アレグロマジック

株式会社アレグロマジック

http://www.all.jp/

予想を超える企画・デザインワーク

大阪と東京を拠点としており、コーポレートサイトからキャンペーンサイトまで、幅広くWeb制作を行っております。AIコンテンツ開発も行っており、高い実力があります。

  • 事業内容:
    Web・アプリ受託制作、IoTコンテンツ企画開発、AIコンテンツ企画開発、ツイッターCPツール「ツイマジ」、AI利用Web制作「&ai」、AI会話解析「KASHIKA AI」
  • 代表:安井 聡
  • 資本金:2,600万円

株式会社コンテナ

株式会社コンテナ

https://contenna.net/

人の心に響くクリエイティブ

大阪を拠点としており、数多くの魅力的なコンテンツを生み出しています。実績から見ても分かるように高い実力をもったWeb制作会社です。

  • 事業内容:
    Web受託制作、インターネット立地コンテンツ制作、高校生メディア「アオハル」
  • 代表:大西 俊之
  • 資本金:980万円

株式会社バイタリフィ

株式会社バイタリフィ

https://vitalify.jp/

徹底的な顧客思考に基づいたデジタルゼネラリスト

Webサイト制作だけでなく、システム・アプリ開発にも強い会社です。また、日系オフショア企業のパイオニアとして、ベトナムオフショア開発No.1の実力をもっております。

  • 事業内容:
    Web・アプリ受託開発、Mobile Ai Lab、ベトナムオフショア開発、AIチャットボット「Frist Contact」、AI検索システム「First Search」、AI搭載OCR「Frist Reader」
  • 代表:川勝 潤治
  • 資本金:8,000万円

※バイタリフィグループでは、ベトナムオフショア企業、AI事業の企業も在籍しています。

バイタリフィグループ

株式会社トラム

株式会社トラム

https://t-r-a-m.jp/

情緒的体験をデザインし、提供する

バナー1点の作成から、お客様の要望に合わせた丁寧な制作とWordPressの運用が得意です。ネットアシストのコーポレートサイトやランディングページも制作頂きました。また、ネットアシストとの協業サービス「WP保守デキタ!」を提供しています。

  • 事業内容:
    コーポレートサイト・リクルートサイト・プロダクトサイト・ECサイト・ランディングページ制作、WordPress保守、サイト運用支援、アクセス解析、バナー制作、動画制作、ロゴ制作、チラシ・リーフレット制作
  • 代表:田中 一彦
  • 資本金:1,100万円

グループ会社一覧

グループ会社一覧

トータルでのご提案メリット

  1. おまとめ請求
    インフラとシステム、コンテンツの費用を一括でご請求することが可能です。管理がシンプルになります。
  2. プロジェクト管理
    環境の構築からサービスのローンチ、広告計画まで複数社に渡るプロジェクトのスケジュール管理が分かりやすくなります。
  3. スムーズな相互連携
    縦割りになりやすいプロジェクトも、グループ間で連携することによりスムーズな対応が可能です。

今後もさらにグループ会社との協業体制を深めて精一杯サポートいたします。 インフラ周りで気になることがございましたらまずはお気軽にご相談ください!

お客様ポータルの仕様変更と便利機能の追加

ファイルアップローダーの仕様変更

「ファイルアップローダー」の保存期間を「無制限」から「ファイルアップから90日後に自動的に削除」に変更いたします。(仕様変更開始は2022年9月20日より実施)

※請求書データは今まで通り無期限に保存されます。


子アカウントにサービス単位での制限機能

子アカウントを利用いただくと例えば、経理担当者には請求履歴だけを見せる、技術者にはサーバー情報と対応履歴だけを見せる、等の権限を制限したアカウントを発行いただけます。(親アカウントは全権限が付与されています)
新機能では子アカウント追加時に「サービスで制限をかける」を選択いただくと、案件単位で表示するサービスをご選択いただけるようになりました。例えばA案件とB案件は表示させるが、C案件は表示させない等の設定が可能です。


ドメイン新規取得申請にTLD追加

ドメインの新規取得画面で、「.tokyo」や「.osaka」等のトップレベルドメインを申請いただく事ができるようになりました。どんなTLDが追加されたかは、ぜひブログでご確認ください!

https://www.netassist.ne.jp/techblog/24143/

3社合同セキュリティセミナーのご案内

3社合同セキュリティセミナーのビジュアル

  • 日程:2022年10月28日(金) 16:00~17:30
  • 開催方法:Zoom
  • 定員:Zoom 参加100名
  • お申込み:上記専用サイトからお願いいたします(すでにセミナーは終了しました)

今月28日、弊社のパートナー企業である「さくらインターネット社」、「サイバーセキュリティクラウド社」とともに、3社合同のセミナーを行う事となりました。WEBサービスを運用されている企業様を対象とした無料セミナーです。是非皆様ご参加ください!

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