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【ネットアシストニュースレター | Vol.55 】

Vision One「EDR」提供開始のお知らせ
侵入は防げない時代。 被害を最小限で止めるという選択

近年、ランサムウェアをはじめとしたサイバー攻撃は、企業規模や業種を問わず急増しています。ウイルス対策やファイアウォールなど、さまざまな対策を講じていても、「侵入を100%防ぐ」ことが難しい時代になりました。そこで今、セキュリティ対策の考え方は大きく変わりつつあります。
侵入されることを前提に、いかに早く異常に気付き、被害を拡大させずに止められるか。これが、現在のセキュリティ対策における最重要ポイントです。

実際に起きたサイバー攻撃事例から見える現実

2025年10月、美濃工業株式会社においてサイバー攻撃が発生しました。
社員用VPNアカウントの悪用をきっかけに社内ネットワークへ侵入され、その後、管理者権限を奪取。最終的にはシステム破壊やファイルの暗号化、サーバの初期化にまで被害が及びました。
公表情報によると、侵入後およそ3日間にわたり攻撃者が社内に潜伏し、情報の窃取などを行っていた可能性が指摘されています。
この事例が示しているのは、「侵入そのもの」よりも、「侵入後に気付けなかった時間」が被害を拡大させたという現実です。

なぜ従来のウイルス対策だけでは足りないのか

従来のウイルス対策(EPP)は、既知のマルウェアを防ぐことを目的とした「侵入前対策」です。しかし現在の攻撃は、未知の手法や正規アカウントの悪用など、検知されにくい形で進行します。そこで必要になるのが、EDR(Endpoint Detection and Response)です。EDRは、サーバやPCなどのエンドポイントを常時監視し、不審な挙動を検知・分析し、必要に応じて隔離や遮断といった対応を行う仕組みです。
「侵入を防ぐ」から「侵入後に止める」へ。これが、今求められているセキュリティの考え方です。

そもそもEDRとは何か?

EDR(Endpoint Detection and Response)は、サーバや端末などのエンドポイントを継続的に監視し、不審な挙動を検知→分析→対応(隔離/遮断)を行う仕組みです。
従来のウイルス対策(EPP)のように「既知の脅威」を防ぐ対策だけでは、現代のサイバー攻撃には耐えきれない場合があります。
EDRは、侵入されることを前提に設計された仕組みであり、現代のサイバー攻撃に対して必要不可欠な防御レイヤーとなっています。

ネットアシストがご提案する《Vision One EDR》

1.サーバ向けEDR標準搭載「Workload Security with Vision One」

ネットアシストでは、Trend Micro社が提供する「Workload Security with Vision One」をご案内しています。Vision Oneは、Trend Micro 社が提供するEDR/XDRプラットフォーム で、単なるウイルス対策ではなく、多層防御 + 侵入後対応 を実現できる点が特徴です。

2.Vision Oneの標準機能

Vision Oneは、単なるウイルス対策にとどまらず、〈不正プログラム対策〉〈脆弱性を狙った侵入防御〉〈ファイルや設定の変更監視〉〈サーバ挙動の可視化とEDRによる早期検知〉〈セキュリティレポートの自動提供〉といった、多層防御と侵入後対応を一体で実現できるプラットフォームです。
特にサーバ環境では、「気付いたときには暗号化されていた」という事態を防ぐための“目”として、大きな効果を発揮します。

※1 リアルタイムでの検出か、手動(予約)での検出、どちらも利用可能です
※2 WAFとしての機能は簡易的なものです。Webアプリケーションの脆弱性を防ぎたい場合は、WAFをお勧めいたします
※3 変更監視を利用する場合は、監視対象やチェックタイミング、レポート送付頻度などご確認頂きます

導入をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

サイバー攻撃は、もはや「起きるかどうか」ではなく「起きたときにどう止めるか」の時代です。
侵入後の異常をいち早く察知し、被害を最小限に抑える。そのための選択肢として、Vision One EDRは有効な対策の一つです。

WordPress6.9がリリース、記事作成体験がより向上しました!

世界シェアNo.1のWebサイト管理システム「WordPress(ワードプレス)」の最新バージョン「WordPress6.9」がリリースされました!今回のバージョンアップではバグ修正やセキュリティ向上のみならず、様々な機能追加も行われております。その中でもネットアシスト クリエイティブチームが注目する機能についてご紹介いたします。

パフォーマンスも改善!WordPress6.9の注目機能5選

1.ブロックレベルのコメント機能

執筆者が作成した記事に対して、ブロック単位でコメントを記述することが可能になりました。修正が必要なブロックに直接フィードバックすることが可能になります。コメントが記載されると執筆者にメール通知が届きます。

2.テキストをコンテナに合わせる

段落ブロックと見出しブロックなどのテキストベースのブロックに、「Stretch Paragraph」というオプションが追加になりました。このオプションはコンテナの大きさに合わせてフォントサイズを自動調整されます。例えばコンテナがボディ幅いっぱいだと、文字量を踏まえつつ文字サイズを幅いっぱいの大きさに自動調整します。

3.アコーディオンブロックの追加ベルのコメント機能

よくあるご質問などで見かける「アコーディオン」(コンテンツの開閉表示)がブロックとして追加されました。
アコーディオンブロックを利用すればよくあるご質問はもちろん、開閉式のメニュー、長文コンテンツの整理が可能となり、より良い顧客体験を提供できるようになります。

4.ギャラリーのアスペクト比

ギャラリーブロック内の画像に固定のアスペクト比を設定できるようになりました。
これにより、追加の手間や調整をすることなく、ギャラリーの見た目がより統一され、整列したものになります。

5.パフォーマンス向上

条件付きスタイルシートとインラインスタイルシートの読み込みが改善、fetchpriorityサポートによるスクリプト読み込み、そしてコア機能の最適化により、LCP(Largest Contentful Paint)指標が向上しました。

機能活用には注意が必要です!

このように多くの機能やブロックが追加されたWordPress6.9ですが、バージョンアップしたからといって全ての機能・ブロックを享受できるわけではありません。
特にアコーディオンブロックなど見栄えに関連するブロックにおいては、実装しているテーマデザインに合わせたデザインを充当しないと、表示崩れしているかのような見栄えになることもあります。

WordPressの保守や改修はクリエイティブチームにお任せ!

ネットアシストではバージョンアップに合わせた最適化や機能追加など、WordPressの改修も行っております。WordPress6.9への最適化を検討されているお客様はお気軽にご相談ください!

私たちが《アドバンストランク》に認定されました!

2025年12月1日付で、さくらインターネット株式会社が提供するさくらのパートナーネットワーク「セールスパートナー制度」において、最上位ランクであるアドバンストランクに認定されました。

アドバンストランクって何?

今回認定された「アドバンストランク」とは、さくらインターネット株式会社が提供する「さくらのパートナーネットワーク(セールスパートナー制度)」における最上位ランクです。
単にサービスを販売している、というだけでは認定されず、右記のような総合的な評価基準をクリアした企業のみが認定されます。

テクニカルパートナーとセールスパートナー「アドバンストランク」両方に認定された企業は、さくらインターネット株式会社のグループ企業以外では、当社が初めてです。今回の「アドバンストランク」の認定は、皆様の温かいご支援の賜物です。これからも現状に満足することなく、より良いサービス提供を目指します。

テクニカルパートナーやセールスパートナーの詳細は、過去のNEWS LETTERをご参照ください。

年末年始休業のお知らせ

日頃より弊社サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。本年度の年末年始休業についてお知らせします。

サービスデスクは24時間365日稼働しております。ご契約中のお客様におかれましては、
技術的なお問合せがございましたらサービスデスク宛てにご連絡ください。

営業チーム、管理部(経理・ドメイン/SSL)へのお問い合わせに関しては、年末年始休業明けの2026年1月5日(月)以降に順次回答させていただきます。 ご不便をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
本年も大変お世話になり誠にありがとうございました。来年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願いいたします。

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