スタッフブログ

自宅にNASを導入しました

営業チームのnabeです。
今年の1月から自宅にNAS(ネットワークアタッチドストレージ)を導入しており、約半年が経過しました。

iPhoneのストレージが足りない

きっかけは家族のiPhoneのストレージが足りなくなり、購入時に512GBモデルが必要になったことです。今後のデータ増加を考慮すると、次回の買い替えで1TBモデルが必要になると感じました。Googleフォトもよく使うので有料の Google One を契約していますが、こちらも容量が不足してきています。

解決策としてNAS導入

そこで、増え続ける容量問題の解決策としてNASを導入することにしました。各部屋のパソコンやIoT機器からの同時アクセスを考慮し、SynologyのDS224+を購入しました。CPUにRealtekを利用した廉価モデルもありますが、同時アクセスに強く、SOHOの利用にも耐えられるIntel搭載のこの機種を選びました。メモリは標準で2GBですが増設も可能なので、もし足りなくなっても安心です。

Synology DS224+

ウェブサーバーの公開も可能ですが…

OSはLinuxベースで、SynologyオリジナルのDSMが採用されています。ブラウザからNASのIPにアクセスすると、GUIで管理画面を操作できるのが便利です。また、管理画面のパッケージセンターから必要なソフトウェアを導入できます。

サーバー業界では馴染みのある、DNSサーバー、VPNサーバー、Proxyサーバー、Apache、PHP、MariaDBなども用意されています。簡単にウェブサーバーを構築できますが、知識がないとセキュリティの不安が残るため、クラウドなどを利用してインフラエンジニアの専門家に任せた方が安心です。

Synology パッケージセンター

ファイルサーバーのセキュリティは、ファイアウォールやSSL証明書、2要素認証の設定が可能です。権限に関しては細かく設定できるため、GUIで操作できるとはいえ複雑です。ネットで検索しながら権限設定を行いましたが、やり過ぎると使い勝手が悪くなるため、バランスが難しいです。

RAIDとバックアップ

RAID1で2台のHDDにミラーリングしていますが、RAID障害が起きる可能性もあります。また複数人で使用する場合は特に、人為的ミスで削除してしまった場合の備えも必要になります。RAIDをバックアップと考える方もいますが、個人的には片方のHDDに障害が起きた際にもう片方のHDDで継続利用できる可用性がメリットだと考えています。

そのため、万が一に備えて外付けHDDを接続し、バックアップを複数世代取るように設定しました。

Synology DS224+

次のiPhoneは小容量モデル

大量の写真、動画、音楽ファイルなどを家族全員の端末から利用できるようになり、次のiPhoneでは小容量モデルでも問題無さそうです。仮に iPhone16 Pro Max で比較すると、256GBモデルが189,800円、1TBモデルは249,800円で、差額は60,000円になります。4人家族の場合、240,000円も削減できることになりますね。

注意点としては、NASとHDDも消耗品なので数年で買い替えが必要になります。また、外出先からネットワーク越しに利用するため、格安SIMでは厳しいので大手キャリアを利用する方が快適です。それでも今市販されているHDDには、30TBという巨大ストレージの物もあるので、容量不足の心配から解放されるのはありがたいです。
 

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