さくらのクラウドのリソース上限と対処法|サーバ・スイッチ作成時の注意点

コンピューティング , さくらのクラウド # サーバー運用

こんにちは、UOZUです!

今回は「リソース利用上限」について確認をしてみようと思います。

さくらのクラウドでサーバやネットワークの構築時、警告画面が出て作成が出来ない事があります。

ルータ作成時のエラー表示

これは、さくらのクラウドの「作成可能なリソースの上限」に達し、新規リソースが作成できなくなったためです。

さくらのクラウドにはリソースの利用上限がある

さくらのクラウドでは、サーバやディスク、スイッチなど、作成できるリソースの数に上限が設定されています。

これは、誤操作による大量のリソース作成や、クラウド基盤への影響を防ぐための制限です。

例えば、標準で設定されている主な上限は以下のとおりです。

リソース初期上限
サーバ各ゾーン100台(個人会員は20台)
サーバのメモリ合計各ゾーン300GB
ディスク各ゾーン100個・合計20TB
スイッチ各ゾーン20個
ルータ+スイッチ各ゾーン4個

※原則として1プロジェクトあたりの上限です。

※東京第1・石狩第1・石狩第2ゾーンのスイッチには、別途作成数の制限があります。

特に注意したいのが「ルータ+スイッチ」です。

ルータ+スイッチを作成すると、ルータだけでなくスイッチの利用数にもカウントされます。

スイッチ・ルータ画面で実際にルータが上限に達している

そのため、ルータ+スイッチ自体の上限に余裕があっても、スイッチの上限に達していると作成できない場合があります。

また、先に紹介した「プロジェクト」についても、1会員IDあたり「最大3個まで」の制限があるので、注意が必要ですね。

リソース初期上限
フォルダ1会員IDあたり 50個
プロジェクト1会員IDあたり 3個
ユーザ1会員IDあたり 100個
公開鍵1プロジェクトあたり 200個

リソースの上限に達した場合の対処方法

上限に達してしまった場合は、以下の方法で対処を進めましょう。

1. 不要なリソースを削除する

不要なリソースが残っていないか確認しましょう。また、削除を検討する場合は、接続先や利用状況、既存の構成・通信への影響を確認してください。

必要なデータのバックアップと構成情報の保存を行い、再作成・データ復元による復旧手順を準備したうえで実施します。

もし削除後に同じ状態へ戻せることが確認できない場合や、すべて必要なリソースとなる際は、削除ではなく上限緩和の相談を検討してください

2. さくらインターネットへ上限緩和を依頼する

標準の上限を超えてリソースを作成したい場合は、さくらインターネットのサポートへ上限緩和を依頼できます。

ただし、内容によっては使用用途などの確認があり、サービス提供上の都合により希望に添えない場合もあります。

またサーバーに接続可能なNIC数(10個まで)やディスク数(3個まで)など、一部にはシステム上で上限を変更できないリソースもあるので、注意が必要です。

まとめ

さくらのクラウドでは、料金面だけでなく、作成できるリソース数にも注意が必要です。

特に、複数のサーバやネットワークを構築する場合は、途中で上限に達して作業が進められなくなる可能性があります。

構築を開始する前に、利用予定のリソース数と上限を確認しておくことをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

UOZU

ネットアシスト運用チーム10年目の運用エンジニア

さくらのクラウド検定 ベーシック (第一回)

さくらのクラウド検定 アドバンスド (第一回)

AWS Certified Solutions Architect - Associate

AWS Certified AI Practitioner